23歳、メンヘラ女は破壊神。

ボロボロでドロドロな家庭環境の中、大人になりメンヘラに。 そんな私の日記みたいなもの。

夢と現実

僕はトラックが大好きでして、仕事はトラックを転がしてる訳ですが、女性ドライバーはギャル。みたいなイメージが多いと思われますが、僕はド陰キャのブスメガネです。


さて、

父親もトラックに乗っているのですが。今は新車に乗り換えたのですがね、前に乗っていたトラックが思い入れが強くて。現在乗ってる方にこんなボロ!!だとか言われるのが悲しくて。


僕のそのトラックの思い出としては。

丁度弟が産まれて来た辺りでそのトラックは新車としてやってきたんだけど。

まだ父親も母親も夫婦として一緒にいた訳で。

それだけで子供としてはいい思い出だったりするのです。

すごい喧嘩してたような気もするけどあまり覚えていない。

幼稚園が休みの日、なんかは「お父さんの仕事着いてく〜!」みたいな事を言って横に乗せてもらったり、学校に行きたくなかった不登校の僕を父親自ら仕事に連れてってくれたりもして。

運転してる時だけの父親はかっこよくて。

帰ってきて母親と言い合いしてる父親とは違う人のようで。

ハンドル握ってる時だけにこやかで幸せそうで。



父親は車の話しかほとんどしないから母親は怒ってたりもしたけどそれも幸せの1部なのではないか。とも思ったりする。


何が言いたいか、というと。

あのトラックは僕の幼少期の思い出と幸せがいっぱい詰まった大切な存在。ということです。


あの大きな箱の中に夢と希望をいっぱい詰めて。

小さいガキだった僕にも夢を与えてくれて。


ああ、、。大人になったらこうなりたい。

と思っていた。


当時父親が大好きだったアーティストの曲を伸びきったようなカセットテープで聞いてデタラメな覚えた歌詞みたいなのを歌いながら後ろのベッドでぴょんぴょんして弟と踊っていた記憶がある。

嫌なことがあればそのトラックの前で愚痴を零したり。

母親が家に帰ってこない。そんな寂しい時もトラックの前で泣いたりなんかしてたり。



父親はトラックを運転して僕は歌いながら横に乗って、仕事に連れてってもらってる、なんて事はまだ子供だからわかってなかったんだけど。


当時まだ小学生だった僕には遠い、友達も知らないような街に連れて行ってくれたり。


でも大人になって自分で免許を取って運転してみると意外とそんなに遠くは無かったりもして。

また寂しい気持ちになるのです。



小学4年生の時の親子参観みたいな行事で将来の夢を発表するというプログラムがあって。

僕は迷わず先生に「トラック運転手になりたいです。」

と言ったが却下された苦い思い出がある。

なぜいけないのか。

女の子がトラックに乗ってはいけないのか。とまで考えたりもした。



だが僕は結局、父親の仕事に憧れ、同じ仕事をしている訳です。

病気でそう簡単に行くものでは無いと分かっているのだが.....。



あんな軽々と運転していた父親は、子供の頃はなにも思っていなかったのだが、いざ自分が免許を取ってみると、如何にどれだけ父親の運転が上手かったのだと思い知らされた。


いつか、いつか、トラックドライバーとして、女性ドライバーとして、あの会社のお姉さんは運転が上手でカッコイイんだよ。なーんて言われたいですがね。




何十年先になることやら。